SSブログ

ココ・アヴァン・シャネル☆ [映画]

今月初めになるけど、ココ・アヴァン・シャネルを観てきました(*´ω`*)

091007_010547.jpg

091007_010625.jpg

☆あらすじ☆
修道院付属学校で育った孤児のガブリエル・シャネル。“ココ”と呼ばれる彼女は、洋裁店で助手の仕事をしながら、姉とカフェで歌を歌い、生活の糧を得ていた。そこで出会った裕福な貴族、エティエンヌ・バルザンの家で暮らし始めた彼女は、様々な上流階級の人々と出会っていく。そして、そこで彼女はアーサー・“ボーイ”・カペルと出会い、愛を育む。彼は彼女の才能を見抜き、彼女が帽子店をオープンするための資金を援助する…。


ココ・アヴァン・シャネルのアヴァンとは英語で言うBefore、つまり「シャネル以前のココ」。
成功するまでの若き日のココ・シャネルが描かれています。

観終わって思ったこと。
フランス映画だな。

シャーリー・マクレーンの「ココ・シャネル」はアメリカフランスイタリアの合作映画だけど、なんとなくアメリカ的。
恋愛もドラマティックに描かれて、悲しみを乗り越えての成功。
観ているものもドラマのストーリーとして楽しめる。

そしてフランス映画の「ココアヴァンシャネル」は始まりから音と映像だけ。
幼いガブリエルが見つめる修道院、説明は全くないのに、伝わってくる孤独と悲しみ。
アメリカ映画はすごく説明が多くわかりやすいけど、フランス映画は説明なしでその感情を映像で伝えてくる。
観る人に委ねている。

どちらがシャネルの真実なのか私は知らないけど、恋愛もいろんな見方がある。
バルサンの館に住む時もココシャネルでは来てくれとお願いされて行ったけど、ココアヴァンシャネルではまるで押しかけwww
ずーーっと居座り続けるw
それぐらいの根性とずーずーしさがないとやっぱり成功しないのかな?とも思ったけどwww

ただ美しく描かれる恋愛風景よりも、もしかしたら真実はこんな全然ドラマティックのかけらもない感じだったのかもしれない。
現実はきっとそうw

社交界でのフリル、羽、リボンであふれかえるふわふわの華美な世界に、シャネルのシンプルなファッション。
自分らしさ、人と違うことが魅力になるということ知っている人。

まさに「煌めく人」。
我らみんな似て非なる人類
ゆえに最後までつっぱる人がKING

ココは最後までつっぱってた。
媚びない、飾らない、甘えない。
性格もみんなと違う。
ファッションもみんなと違う。
だから光る。
その輝きを理解してくれる良きパートナー、アーサーと出会えたことが一番の幸せなのかな。
結婚がすべてではなく、良き理解者としてアーサーの結婚後も愛人関係だけど続く。
結婚という一つのスタイルだけにとらわれないのがフランス。
事実婚も多いし、ジャン・アレジとゴクミ、あとバネッサ・パラディとジョニー・デップもか、フランスと関係ないけど、ブラピとアンジーだって入籍はまだだ。
彼らの場合、財産とか面倒なことが多いからかもしれないけど(;`ω´;)
日本ではもうこういう考え自体あんまり受け入れられないもんね(・´ω`・)
別にその人が幸せならそれでいいと私は思うけど、人の目とかすごいし(・´ω`・)
こういう理解って難しい。

オドレイ・トトゥの意思の強そうな表情はココにピッタリでした。
出身が同じ地方で、演じたいと思っていた役だったそう。

バルサンの召使達に汚れたナフキンでいいと軽くあしらわれた時や、バルサンはバルコニー席なのに、そこに入れないココや姉。
身分格差を露骨なほどに感じさせられます。
そんなココが成功することはよく考えたらありえないぐらいすごいこと。

ブラックドレスや、ボーダー、ジャージー素材。
CHNELらしさの片鱗はここから生まれたのかと想像していくのは面白い。

成功した華々しさはまったくない映画だったけど、フランス映画らしさは十分伝わりました。
万人うけは難しい映画だとは思うけど、ココのセンスであったり、強さは感じます。
これは想像力を豊かにして気持ちを読み取ったり、感じ取る映画ですね。

「マダム」とウェイターに声をかけられるシーン。
「マドモアゼルよ」とさらりと言い返すココ。
もうこれがココらしさをあらわしているんじゃないかな。

CHANELのブティックの顧客にはこの映画の招待状が配られていたみたい。
CHANELの全面協力があったのですが、華やかなのは最後ぐらい?(;`ω´;)

バルサンの邸宅に転がり込んでいた時、ココの一張羅がキュッと詰まったベージュのスーツをずっと着まわしていたところがなんだかリアルだった。
ずっと同じスーツだった。
パジャマのシーンがかわいかった(*´ω`*)
身体を締め付けないパジャマが大好きだったココ・シャネル。

ドラマティックな「ココ・シャネル」。
フランス映画の「ココ・アヴァン・シャネル」。
どちらもそれぞれのよさががあり、そしてそれぞれ物足りなさもある。

私はどちらかというとシャリー・マクレーンの「ココシャネル」の方が楽しめた(*´ω`*)
でもあまりにもドラマティックでちょっと嘘くさくも思えた。
映画って夢を売るというアメリカ映画らしいともいえる。
「ココアヴァンシャネル」は比べるとつまんなく感じたけど、フランス映画らしさの言葉少なで感じる点は想像力をかきたてられる。
なんといってもフランス語の台詞がいい。

あなたはどちらがお好き?(*´ω`*)
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。