SSブログ

縞模様のパジャマの少年☆ [映画]

先日、シャーリー・マクレーンの「ココ・シャネル」を観にいこうとしたら、レディースディとお盆の影響なのか満席╋┓¨━(;`ω´;)━ '┛
しかたなく、母がこっちも観たかったという「縞模様のパジャマの少年」を観ました(*´ω`*)
この作品も人気でパイプ椅子を持ち込んでの追加席鑑賞。

母は私よりマニアックな作品をよく観ているので、これも間違いはないだろうと思っていたけど、まさかこんなに心打たれる作品だっただなんて。・゚・(つ´ω`・)・゚・。

sub_image1250169704170140.jpg

☆あらすじ☆

第二次大戦下のドイツ。ナチス将校の父の昇進に伴いベルリンを離れ、人里離れた大きな屋敷へ越してきた8歳のブルーノは、寝室の窓から遠くに見える“農場”で働く人々が昼間でも縞模様のパジャマを着ていることを不思議に思っていた。裏庭へ出ることさえ禁じられ、遊び相手もなく退屈しきっていたが、ある日こっそり抜け出すと“農場”にたどり着く。フェンスの向こうにはパジャマ姿の同い年の少年シュムエルがいた。

「どうして君は、昼でもパジャマを着ているの?」


急遽観ることになった作品だったので、あらすじもなにも知らずに観ました。
冒頭ハーケンクロイツが出てきた瞬間に戦争映画か。。。と心を準備したはずだったのに、ラストはつらくて悲しくて涙があふれる。。。。・゚・(つ´ω`・)・゚・。
戦争シーンはひとつも出てこないのに、戦争が憎い。とても憎い。

無垢で何も知らない子供が、無邪気な好奇心で収容所に近づいていく。
友達が欲しくて、ただそれだけだったのに。・゚・(つ´ω`・)・゚・。

一番心に残ったシーン。
「お父さんを誇りに思うか?」シュムエルに問うブルーノ。
「うんもちろん」とシュムエル。
「君もでしょ?」と問われて、何も知らない今までだったら胸を張ってもちろんと答えられたのに、一瞬戸惑うブルーノ。
この表情と演技がよかった(・´ω`・)
まだ状況もよくわかっていないんだけど、複雑な気持ちをすごくあらわしてた。

軍人の妻も、自分の夫の本当の仕事を知って取り乱す。
「触らないで!」

でも責められる?
妻も知らないフリしてただけでないの?(・´ω`・)
あの時代、軍人としてその仕事をしなければ、それも罪だった。
「愛を読むひと」と同じような、教育が時代がすべてがそうすべき、それが正しい、絶対だと教えられて生きる時代。
おかしいとわかっていても、何もできない。
その結果のホロコースト。

あんな残虐なこと、どうしてできたのか。
信じられない。
目を背けたい。
でも戦争を知らない私達が、知らないでは済まされない。
絶対にもう二度と繰り返してはいけない。

この作品は好奇心あふれる8歳の少年の視点で描かれ、戦争の愚かさを痛感します。

原作は世界的ベストセラー。


縞模様のパジャマの少年

縞模様のパジャマの少年

  • 作者: ジョン ボイン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: 単行本







8/15は終戦記念日。
たくさんの人に観てもらいたい。
戦闘シーンは一つもないのに、戦争、ホロコーストを描いた名作といえる作品だと思います(*´ω`*)

ライフイズビューティフルもすごく好きだけど、このパジャマも心を打ちます。・゚・(つ´ω`・)・゚・。


ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]

ライフ・イズ・ビューティフル [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD



nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。