小池真理子☆「冬の伽藍」

冬の伽藍

• 作者: 小池 真理子
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 1999/06
• メディア: 単行本

☆あらすじ☆

舞台は軽井沢の別荘地。夫を交通事故で亡くした悠子は、同じく妻と死別した若き医師の下で薬剤師として働き始める。やがて2人は憎からず思うようになるが、一方で悠子は、医師の実父が露骨な誘いをかけてくるのを断りきれないでいた。医師の妻の死に実父が関係していることを悠子が知った時、悲劇は訪れる……。　

冬になると読みたくなる本、小池真理子の「冬の伽藍」。

もう立春過ぎて春だけど。。。（；´ワ｀；）
ずっと紹介したかったけどなかなか機会がなくて。。。これを逃すとまた今度の冬になりそうだから、今のうちに放出します（笑）

この本は私のベストと言っても過言ではない。
自信を持ってオススメします（人*´ω｀*）　

 

これは数年前に読んだけど、ハマリにハマリまくって仕事するのも忘れて読みふけったという思い出がある（；｀ワ´；）

第一章、第二章、第三章の構成が見事で、とってもドラマティック。
起承転結がはっきりしてて、ラストシーンが秀逸。
今もまぶたの裏にはっきりとそのシーンを思い浮かべることが出来ます。

物語の冒頭から一気に真冬の軽井沢にいるかのような小池さんの香りたつような文章がめくるめく世界へと連れて行ってくれます。

読み終わった後、すぐに映画化の妄想をふくらませたりしてました。
義彦先生はあの人がいいなーとか。

小池先生の本はかなり読んでてほぼ作品は網羅してると思います。
映画化はなかなかされないんですよね。
去年の「欲望」が初映画化だったのかな。

欲望

• 作者: 小池 真理子
• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 1997/07
• メディア: 単行本

「欲望」より「冬の伽藍」のほうが映画化に向いているような気がしてたんだけどなー（・´ω｀・）
たしかに「欲望」のほうがセンセーショナルというかインパクトはあるか。

恋

• 作者: 小池 真理子
• 出版社/メーカー: 早川書房
• 発売日: 1999/04
• メディア: 文庫

「恋」は昔に読んだけど、その時にはまだ主人公の心情をつかむことが難しかった。
でも恋ってこういうものなのかも。
理解しようとするほうが難しいというか。
理解しようとするものではないのかも。

 

無伴奏

• 作者: 小池 真理子
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 1990/07
• メディア: 単行本

水の翼

• 作者: 小池 真理子
• 出版社/メーカー: 幻冬舎
• 発売日: 1998/11
• メディア: 単行本

このあたりの作品は好き。
小池作品の中でも、私が「冬の伽藍」が一番好きって言うと人にはこれらを薦められることが多いです。

狂王の庭

• 作者: 小池 真理子
• 出版社/メーカー: 角川書店
• 発売日: 2005/09/22
• メディア: 文庫

レモン・インセスト

• 作者: 小池 真理子
• 出版社/メーカー: 光文社
• 発売日: 2006/08/10
• メディア: 文庫

肉体のファンタジア

• 作者: 小池 真理子
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 2003/11
• メディア: 文庫

エリカ

• 作者: 小池 真理子
• 出版社/メーカー: 中央公論新社
• 発売日: 2005/01/22
• メディア: 単行本

月狂ひ

• 作者: 小池 真理子
• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 2000/10
• メディア: 単行本

虚無のオペラ

• 作者: 小池 真理子
• 出版社/メーカー: 文藝春秋
• 発売日: 2003/01/10
• メディア: 単行本

最近の作品はどれも似たり寄ったりの作品なのでハマって読むことはないです。。。

なんというか最後はこーだよなーみたいな。。。（；´ω｀；）

初期のミステリーも好きです。
なんか背筋がぞくぞくしてすごく怖いのがあったんだけど、題名が思い出せない。。。