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42 世界を変えた男☆ [映画]

42 世界を変えた男を観に行ってきました≡⊂( ^-^)⊃

野球好きになってからどうして海外からの助っ人外国人選手が背番号42をつけているのか不思議だった(((^-^)))
もちろん調べればその背番号がジャッキーロビンソンものだったってことはすぐにわかるけど、その人がどういう人だったのかとかどうしてその背番号が好まれるのかってことも文字だけではあまり伝わってこないことも多い。
だからこの映画観たかったしとてもよくわかった!
観てよかったと思う作品☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

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☆あらすじ☆
1947年、アフリカ系アメリカ人のジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)はメジャーリーグの球団のひとつ、ブルックリン・ドジャースと契約する。当時アメリカでは、トイレやレストラン、交通機関などあらゆる公共のものの使用が白人と有色人種とで分けられ人種差別が横行していた。野球界も例外ではなく、有色人種の採用はジャッキーが初めてだった。ジャッキーと同球団のゼネラル・マネージャーを務めるブランチ・リッキー(ハリソン・フォード)は、敵球団や一般大衆、マスコミはもとより、チームメイトからすら非難を浴びる。しかしどんなに理不尽な差別にあっても自制心を働かせ、己の力を発揮することに集中するジャッキー。そんな彼の姿にチームメイトやファンは心を動かされ、ジャッキーはやがて野球界を、そして世界を変えていく。



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初の黒人メジャーリーガー。
有色人種のメジャーリーグ参加の道を開いた。
この困難と苦労はここに描かれているだけではなかっただろう。

ハリソンフォード演じるドジャースGMリッキーは「やり返さない勇気を持て」と諭す。
やられたらやり返せとか倍返しだ!が流行ってる今、この言葉が胸に突き刺さる。

どんな野次や罵りや蔑みやひどい言葉を受けても手を出さずグッとこらえて野球で結果を出す。


審判ですらも普通なら同時セーフなのにアウトにするような状況の中で。
チームメートですらシャワーは一緒に浴びれないというような状況の中で。

どれほどの苦しみや哀しみを抱えていたことだろう。
思わず涙流れてしまう。

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ロッカーもろくに用意してもらえない。

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だんだんチームメイトも打ち解けてくる。


この展開はたまらないよね。・°°・(>_<)・°°・。


黒人選手を使うことで相手チームからも、そして観客からも脅迫やホテル宿泊拒否など、今では信じられないようなこともたくさんある。

一番印象に残ってるのが、周りの白人や親がジャッキーロビンソンに暴言を叫んで罵ってるのを見て白人少年が少し戸惑いながらも「ニガー」って叫ぶところ。
周りの環境や育った地域によっても考え方も染まっていく。
いいことなのか悪いことなのかそれすらもわからなくなる。
考えることすらもなくなっていく。
周りがやってるから、親がやってるから、マネする。
だってそれが当然なのだから。

南部の差別が酷い地域に行けば行くほど当たり前の世界。

でもこれは人種差別が悪いって高らかに叫ぶ映画ではなくて、マネーボールのように完全能力主義を描いた作品。

勝つためには人種なんて関係ない。

冒頭のナレーションで
「野球のボックス・スコアには、体格も宗派も支持政党も肌の色も記録されない。そこにはただ試合での成績が記録されるだけだ。」
これの意味合い。

数字だけで評価するってこと。


日本人にはちょっと耳が痛いよね…(((^-^)))
情とか人柄とか重んじることが多いし…(((^-^)))

でもチームを運営するためにはそれほど厳しい方法が必要なときもある。
単なるお遊びの草野球ではないのだ。
勝つか負けるかがプロで食ってくための手段である以上利益を生み出さねばならない。
勝たねばならない。


>現状維持を望むというのは勝たなくてもいいから言い訳が欲しいだけなんだ。要するに、直感や経験を重視する人は「勝つこと」を絶対条件にしてないことがほとんどなわけ。勝つためだったら自分の経験だろうがなんだろうがドブに捨てる覚悟がなかったら勝てるわけないじゃん

この映画ブログのレビューがとてもわかりやすくてためになった。
この言葉は押井守監督の言葉
出展はそのブログに詳しく書いてあります。



チームが勝つことを一番に考えることができる監督だったにも関わらず、姦淫でクビ、謹慎になっちゃうのも面白かったなw
そんな時代。
そしてリッキーもまたキリスト教の教えにとても従順だった。
メソジスト派って言ってたっけ。

GMリッキーはこうも言ってた。
同情するということはギリシア語が語源で同じ苦しみを分かち合うことからきてると。
フィラデルフィアは兄弟愛って言ってたかな。

GMはお金儲けのために黒人選手をチームに入れることを思いついたと初めは言うけど、過去に黒人選手に対して何もできなかった自分に対して後悔してた。
周囲の理解や協力があったからこそジャッキーは成功するんだけど、それでも彼自身の忍耐や努力があってこそ。



マネーボールも面白かったけど、42も観てよかったなーって思った。


そういえばグレイズアナトミーのジョージことTRナイトや院長のリチャードことジェームズピケンズJrが出てた!!!
海外ドラマ好きにはとても嬉しかった☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

ジョージなんて降板して以来の作品じゃない?。・°°・(>_<)・°°・。
懐かしかった(^-⊂)


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ロビンソンのメジャーデビュー50年目にあたる1997年4月15日、ロビンソンの背番号42が全球団共通の永久欠番となる。
それ以前からリベラ選手が42番つけてたけど2013年に引退したのでメジャーリーグで42番をつけてる選手は誰もいなくなった。

そしてメジャーデビュー記念日である4月15日は「ジャッキー・ロビンソン・デー」と制定。
全ての選手、コーチ、監督、審判が42番のユニフォームを着て試合に出場した。

エピローグでイチローが42番つけてるシーンも流れるよ。
CMでも流れてるよね。


作品内でも全員が42番つけたら肌の色なんて関係ないみたいな台詞があったような気がする。
言い回しは違うかも…

やり返さない勇気。

とてもよい言葉を教えてもらった作品でした☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
オススメします☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

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