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わたしに会うまでの1600キロ☆WILD [映画]

先月になりますが、わたしに会うまでの1600キロを観に行ってきました≡⊂( ^-^)⊃

とてもよかったです!

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☆あらすじ☆
シェリル(リース・ウィザースプーン)は、スタートしてすぐに“バカなことをした”と後悔していた。今日から1人で、砂漠と山道が続く1600キロの“パシフィック・クレスト・トレイル”を歩くのだが、詰め込み過ぎた巨大なバックパックにふらつき、テントを張るのに何度も失敗。その上、コンロの燃料を間違えたせいで、冷たい粥しか食べられない。この旅を思い立った時、彼女は最低な日々を送っていた。どんなに辛い境遇でも、いつも人生を楽しんでいた母(ローラ・ダーン)の死に耐えられず、優しい夫を裏切っては薬と男に溺れる毎日。遂に結婚生活も破綻した。このままでは残りの人生も台無しだ。母が誇りに思ってくれた自分を取り戻すために、一から出直すと決めたのだ。だが、この道は人生よりも厳しかった。極寒の雪山や酷暑の砂漠に行く手を阻まれ、食べ物も底を尽くなど、命の危険にさらされながら、自分と向き合うシェリル。果たして彼女が、1600キロの道のりを越えて目にしたものとは……?


リースウィザースプーンってキューティーブロンドの子でしょ?っていうイメージしかなかったんだけど、ウォークザラインでアカデミー主演女優賞を獲ってから、女優の中で最高額ギャラランキング1位だった時期があって、ずっと不思議に思ってた。


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今は映画プロデュースサーとしても敏腕なんですよね。
ELLEだったかなーVOGUEだったかなーなにかの雑誌でのインタビューで、ゴーンガールのプロデューサーでもあるんですよね。彼女は。
それでオーディションも受けたんだけど、結局は落ちた。
ロザムンドパイクに決まった。
デヴィッドフィンチャー監督は彼女がひとりっこだったから決めたとか言ってたよねw


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そのインタビュー読んでリースにとても興味を持ったので、観に行ってきました。
観てよかった☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
これ実話なんですよ。


わたしに会うまでの1600キロ

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  • 作者: シェリル・ストレイド
  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 2015/07/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




シェリルストレイドという女性の1600km踏破の話。

OPからその映像センスのよさにのけぞった。
原題WILDっていうんだけど、その方が断然いい!

監督はダラスバイヤーズクラブでのジャン=マルク・ヴァレ監督。
マシューマコノヒーのアカデミー主演男優賞、ジャレッドレトの助演男優賞もキオクに新しい。




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最初の荷物が背負えないとこ、かわいかったw

結構体当たりな演技してます。

編集センスもすごくよくて、回想シーンへの入り方がとても好みだった。
作戦会議とか雪とか。

あとシェリルの残す一つ一つの言葉の重み。
私は新しい靴の言葉が結構好きだな。

新しい靴をはけば幼子も世界も恋をする
フラナリー・オコナーとシェリル・ストレイド

約束を果たすまで眠れない
ロバート・フロストとシェリル・ストレイド

人生は驚きの連続
ジェームズ・ミッチェナーとシェリル・ストレイド

勇気が君を拒んだらその上を行け
エミリー・ディキンソンとシェリル・ストレイド


全員、アメリカの文学者ですね。



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あとお母さんがいいんですよ!
ローラダーン

DV被害にあっているのに、決して夫の悪口は言わなかった。
弱そうなのに実は強い。
母親ってそういうものなのかな。
子供を持つと守るために強くなれるのかな。ならざるを得ないのか。

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美しい朝日と夕日は毎日見れる。
美しいものの中に身を置きなさい。

この母の言葉。

シェリルの悲しみが一番伝わってきたのはラスト付近の突然膝から崩れ落ちるところ。
思わずもらい泣きしてしまった。

大切な人を亡くしたとき、
人はどうやって立ち直るんだろう。
自暴自棄になって破滅的な生活をしても、決して心癒されることはない。
立ち直るには自分自身でどうにかするしかないのだ。

シェリルは母が望んだ自分になりたかった。
身を清めるみたいな、そんな旅だったんだと思う。
過酷な自然は時に浄化作用をもたらす。

日本にも四国のお遍路さんとかあるけど、そういう意味合いもあるような気がする。

女性一人の旅って本当に危険と隣り合わせだなと…恐怖を感じるシーンもいくつかある。
いい人ももちろんいるけど、椅子に新聞紙をひかれたとことか、化粧品の店員さんに邪険に扱われたところなんかは、実際にそういう目にあった人でしか描けない描写だなと思った。

エンドロールでは、本人の写真も出てくるんだけど、かなりヴィジュアル似せてたんですね。
Tシャツの柄とかそっくりでした。
あと、途中で出会った旅人が本人?

>シェリル・ストレイド - ホテルでシェリルを降ろす女性

そうだったのか!

原題のWILDは野性のって言う意味もあるとは思うけど、私はありのままの自分というか、すべて受け入れて人はいつでもやり直しや生まれ変わることができるって言う意味に捉えた。
原題ほんといいよ。

スラングではcrazyの意味あいがあるそうです。
〈米俗〉羽目を外す、ばかな行動をとる

最初のシェリルの台詞で出てくるんだよね。
バカなことをした…って。
そういう意味合いも含まれてるんだろうな。
やっぱり原題がいい!
トリプルぐらいの意味がかけてある。


リースウィザースプーンはアカデミー主演女優賞、ローラダーンは助演女優賞にノミネートされてました。
獲れなかったけど、ノミネート納得の演技でした。


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